Eqipment

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フィンランド軍の装備は、健軍から1920年代中盤までは主に帝政ドイツ軍の物を使用していた。
その後、軍の拡大と共に徐々に装備は国産化され、フィンランドの気候、風土に合わせ
様々に進化していった。また冬戦争時の各国よりの援助物資、鹵獲品からの影響も大きかった。

m/22 Belt

m22

1922年採用の兵、下士官用ベルトである。構造は、ドイツ軍と同様の裏にバックルがある様式で
革の色は暗い茶色、バックルは黒染めの鉄製である。


m/27 Belt

m27

1927年採用の兵、下士官用ベルトである。
革は暗い茶色、m/22ベルトに比べるとシンプルな真鍮製のオープンバックルが特徴である。
また、民間防衛隊では同様の構造のベルトが1919年より使用されていた。


m/27 Officer`s Belt

m27office

1927年採用の将校用ベルトである。
革は暗い茶色、バックルは2ピン式の真鍮製である。また、斜革とベルトを繋げる金具が上に
2個、礼装用の剣釣り金具が下に1個。それぞれ、ベルト本体に直接埋め込む形になっている。

m27


m/22 Strap

22

1922年採用のサスペンダーである。
背嚢などと連結することはできない。主に騎兵科、軽歩兵(猟兵)科で使用された。
革は暗い茶色、金具は真鍮製である。

m/27 Strap

27

1927年製の同じサスペンダーである。
調節用の金具が追加され、金具は鉄に置き換えられ、革も緑灰色に変更された。


Ammo Pouch

ammo

フィンランド軍では、独立時より主として帝政ロシア軍の"モシン・ナガン M1891"ライフルが使用され
幾度かの改良を加えられながら『冬戦争』、『継続戦争』を戦った。
弾薬盒も、当初はドイツ軍の"M1915"型をベースにドイツ軍オリジナル、フィンランド軍コピーなど
様々なタイプが作られ、共通の弾薬を使用することから写真下段の様なソ連軍からの
鹵獲品も多数使用された。


Cartrige Belts

『継続戦争』時、革製の弾薬盒の不足からキャンバス生地で作られたバンダリアが生産された。
これは、独立戦争時に使用されていた同様の物の再生産であった
形状や生地には様々なバリエーションが存在する。

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