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 フィンランド軍で使用されたズボンは大別して”ストレート型”、”乗馬型”、”乗馬用”に分けられる。
さらに、それぞれに兵科を表すライン、パイピングの有り無しが存在する。
 1922年の規定では色は暗いグレーと定められていたが、空軍及び沿岸砲兵では暗いブルー
騎兵科では赤いズボンにそれぞれ兵科色のラインとパイピングが施されている
1927年規定以降、上衣と同じ生地で作るとされたが、古いズボンも依然使用された。
その他”乗馬用”では内股部分に革の補強が施され、戦車兵用に革製のズボンも存在した。

Pussihousut m/22

m22

騎兵仕様のm/22"ストレート型"パンツである。
騎兵科、ウーシーマ竜騎兵連隊、ハーメ騎兵連隊で使用され、m/36が採用された後も使用され続けた。

hatchpants

(Special thanks to I.L.)

"Hatch-Pants"といわれる独特の構造をした前立てである。
極寒のフィンランドにおいて、体温を保つための構造でありm/36採用後も継承された。


Pussihousut m/27

27

m/27"乗馬型"ズボンである。
個人仕立ての為軍の規格とは若干異なるが、生地の色がカーキ色など
m/27の特徴が多く出ている。


Pussihousut m/36

m36

m/36"乗馬型”ズボンである。
ベルトループとサスペンダー用のボタンが2個ずつ、計6個腰の部分に着くが
ベルトではなく主にサスペンダーで吊ることが多い。
ポケットは側面と臀部に2個ずつ、左に小型のウォッチポケットが1個あり
側面にそれぞれ1個ずつウエスト調節用のタブとバックルが付く。
戦後、これらズボンは兵士が普段の生活で使いつぶしてしまったため
当時のオリジナルは極めて希少である。

Putkihousut m/36

3602

"ストレート型”ズボンである。
ベルトループは無く、サスペンダーで吊る構造である。また野戦においては"ストレート型””乗馬型”
いずれも使用され、パイピング、ライン入りのズボンは常勤、礼装時に着用と規定された。

Tank leather trousers

tank

戦車兵用の革製"乗馬型"ズボンである。
裁断は通常のm/36と同じだが黒革でできており、内貼りに白の起毛綿が張り付けられている。

内腿部分に革の補強がされている"乗馬用"ズボンである。
補強部分は黒の表革で作られている、又補強部分は画像のように大きなものと小型の物の2種がある。


line

1941年~1945年規定 ズボンのパイピング、ライン一覧


サスペンダーを取り付けた状態のアップである。
サスペンダーは、2本のバンドを背中の金具で繋げ、ズボンにある樹脂製ボタンへ革製のタブで装着する。

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